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  • 2015.08.22 Saturday
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[レビュー]Brand New Classics ジョンメイヤートリオ/トライ!

今日からいきなり出来たこのコンテンツは、梁山泊的にオススメしたい、ヴィンテージロックンロールの香りをさせつつも、現代の新しいアーティストやアルバムを紹介するコーナー。2003年以降ぐらいのものを中心に紹介していくつもりです。一発目の今日はこの前出たてホヤホヤのジョンメイヤートリオのアルバムを・・。
Try! John Mayer Trio Live in Concert
Try! John Mayer Trio Live in Concert
  • アーチスト: John Mayer Trio
  • レーベル: Aware/Columbia
  • 価格: ¥ 1,726 (24% OFF)
  • 発売日: 2005/11/22
拍手と共にいきなり空間を切り裂くストラトのリフ。あ〜やっぱこれだよこれ、といいたくなるオープニングで始まるこのアルバムは、グラミーアーティストのジョンメイヤーが「ついにやった」って感じのアルバムだ。元来彼はもっとボーカルオリエンテッドなシンガーソングライターとして数枚アルバムを発表、チャートの常連にもなってるような、イメージ的にはあまりロックとは縁のなさそうなポップシンガーソングライター。

個人的にも彼をギター雑誌で見かけることがなければ、いずれ存在は知っただろうが、こんなに注目するようにはならなかっただろう。俺が読んだインタビューによれば、彼はジミヘンやレイボーンが大好きな一方ボーカルオリエンテッドな歌物も好きで、今はロックじゃなく歌物方面でやっている・・・との事。そのとき紹介されていた機材もフェンダーカスタムショップのジミヘンアニヴァーサリーモデルか何かで、あまりにも当時の自分と、趣味や考えている事が似通っていたので、強烈に印象に残っていたのだ。ギターを始めた頃はエクストリームやポイズンといった、ジョンメイヤーの言うところの「デフォルトとして用意されているキッズ用のマテリアル」に傾倒し(彼もモアザンワーズをコピーしたとか)、グランジやオルタナがロックシーンの中心にいるのを横目に、その後ブルースやブルースロックに傾倒しつつも最終的に志向したのはボーカルオリエンテッドな音楽・・・まるで俺の理想と一緒じゃないか、年も一緒ぐらいだし、なんか親近感が沸くなあ・・・と。日米で住んでいるところの差はあれど、年齢が近くてロックが好きなアンテナが立っている者同士が、同じ時代の空気を吸えば音楽体験も必然的に似てくるから、当然といえば当然かもしれないんだが、なんか妙に影響を受けたのだ。

それから2年余りの間、注意して見ていると彼が「ロッククラシック的なイベント」によく出てくるのを見かけるようになった。ストラトキャスター50周年フェスティバル等、イベントのキーワードを表せば「ロックンロール、ギター、ブルース」のような出る側も見る側もオールドロック好きな連中が集う場所で彼がブルースやロックをプレイする姿を頻繁に見るようになってきた。ただ、少なくとも俺の目には、他の年季の入ったオールドロッカーやブルースメンより見劣りしたのも事実だった。何か全体的に線が細かったのだ。そんな彼を見て「やっぱ所詮ポップフィールドの人間だな、まだ若いしね。数少ないロック好きなグラミーアーティストだからいるんだろうな、人寄せパンダみたいなもんか」と以前のような興味は失せつつあった。

そんな風にアーティストとしての彼に興味が失せつつあった状態でこの「トライ!」に出会った。だからポップフィールドで一段落した彼が遂に満を持してブルースロックトリオを率いてきた・・・と言われても「ああ、またあの中途半端にオシャレで覇気のないブルース風味をやるのね・・・」なんて思いながらあまり期待せず、でも万が一を期待して聴いてみた・・・・するとどうだ、どうにも気になった線の細さはかなり解消され、野太くジミヘンライクなストラトリフでガツンと幕を開けそのままジミヘンやレイチャールズのカバーをはさみ最後まで、気持ち良くロックしていたのだ!

そもそも俺は乾いたストラトサウンドのリフが16分で鳴り響いた瞬間その曲を好きになる。もはやサビのメロなんてどうでも良くなる。ギターリフフェチというか、ギターサウンドフェチというか・・。

この「トライ!」の挨拶代わりの一曲目もまさにそれなんだが、やっぱりロック、少なくともギターオリエンテッドなロックアルバムはこうでなきゃね。「最初が肝心」とばかりに拍手に続き(ライブなのです)Aセブンスのキーのクランチギターリフが鳴り響く・・・(俺ならEセブンスだがな)痒いところに手が届くロックサウンドとはかくあるべきだと思う。特にロックがこれだけ拡散し、わけがわからなくなってる今だからこそ、こんな風にわかりやす過ぎるぐらいにわかりやすいスタンダードなロックのスタイルを提示すべきなんじゃないか?

もはやこういうサウンドはロックに聞こえない人も沢山いる事だろう・・・というかこういう音楽があること自体知らないロックファンが物凄く多いのではないだろうか?多分それが時代の流れというヤツなんだろうし、ロックは誕生した瞬間から時代の空気と無関係でいられない運命を背負っているからそれはそれで自然の流れで、残念だが俺にはどうしようもない。ただ、この空気がスタンダードなロックのサウンドなんだ・・・という認識は全てのロックファンに持っといて欲しいものだ。じゃないとこういう音楽がなくなっちゃうからね・・。

ちなみに彼はさすがポップアーティストで、ボーカルオリエンテッドな歌物もきちんと入ってます・・・ので飽きることなくアルバム一枚いろんなバラエティを楽しむ事が出来ます。自身の大ヒット「Daughters」もリメイクして収録してるしね。

あと、クールなジャケもこのアルバムの「売り」だと思うんだが、輸入盤はマニア心をくすぐる、レコードをミニチュア化したかのようなつくりで(無造作な感じなので、コレクターズアイテムを意識した昨今流行の紙ジャケ・・とは根本的な発想が少し違うような気がする)になってて2倍楽しめます。

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  • 2015.08.22 Saturday
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